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水車館の殺人の感想 ハワードの読書

皆さんは、綾辻行人は知っていますか?

ひょっとしたら最近の若い人は知っている人は少ないかもしれませんが、昔は、

「新本格派」

というジャンルを作り出す程の偉大な作家です。その方がデビュー作で書いたのが、

【十角館の殺人】

です。

推理小説には

クローズドサークル

という、なんらか理由で外界との従来が断たれた状況下で行われる推理物語があるのですが、当時の日本は松本清張の

社会派ミステリー

が、世で流行っており、殺人事件の動機や、渦巻く人間関係を題材にした推理小説が爆発的な人気を博しており、以降、

「清張以前」、「清張以後」

と、いう言葉まで生まれる程、松本清張という偉大な作家は、彼のデビューと共に推理小説というジャンルにおいて、大きな境界線を引いたのであった。

さて、そんな清張以後の作家として、綾辻行人氏は「十角館の殺人」が引っさげてデビューするのであるが、彼の作品もまた新たな推理小説の扉を開いたのである。

前置きが長くなったが、要するに今回、紹介する「水車館の殺人」は、その「十角館の殺人」の続編、

「館シリーズ」

の第二弾である。

ネタバレはしない。

ので、率直な感想だけ述べたいと思う。

この作品の刊行は1988年である。

私は2020年に今更ながら読んだので、なんと、32年前の作品であるというのを巻末を見て驚いた。

32年という歳月は恐ろしく遠い時間であろう。少なくとも私がこうしてブログを書く事は当時で出来る筈もない。

だが、私がとにかく言いたいのは、この作品は令和の時代に読んでも、ジェネレーションギャップを感じる事もなく楽しめるということなのだ。

私は、前作の「十角館の殺人」を読んだが、最後の最後の俗に言う

どんでん返し

が、最大の魅力であろう。

とにかく、最後まで犯人が当てるのが非常に難しいのだ。

なるほど。確かにこの驚きは、見事。

今でこそ、設定や似たような展開はたくさんあり、私も他の小説や、ドラマ、漫画で、見覚えがあったが、時系列を考えると、全てはこの綾辻行人氏が作りあげた「新本格派」を参考したものだと読んでから感じた。

この作品には、現在に至るまで推理小説の元祖が感じさせられるのだ。

 …うーん、感想というよりも巻末コメントみたいな感じになってしまいました(笑)

まあ、とにかく読んでみて下さい。

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